慶應義塾大学医学部

外科学教室後期研修医募集サイト

こども達の明るい未来のために。
最高の経験や知識が得られる環境です。

森 禎三郎/小児外科
慶應義塾大学医学部卒。
初期臨床研修先は静岡赤十字病院。
後期研修先に当外科学教室を選んだ理由は?
私は初期臨床研修2年目の夏まで小児科に入局することを考えていました。しかし、医師として感じた外科学への「やりがい」「やってみたい」という気持ちが徐々に大きくなり、自分自身を試すつもりで小児外科の専攻を決めました。
慶應外科学教室は、教授をはじめ、スタッフの先生方がとても優しく、小児外科グループも雰囲気が非常に温かく、是非このような医局で働きたいと思い入局を決めました。
入局前に不安に感じていたことは?
慶應外科学教室では一般消化器外科として2年間関連施設で修練を積んだ後に小児外科へ帰室するため、それまで外科の選択をしてこなかった自分がいきなり外科医として勤務して働いていけるか不安でした。
しかし、小児外科を始める前に一般消化器外科で修練を積むことは、外科学の基本技術や周術期管理を学ぶ上で非常に有意義でした。関連施設でたくさんの症例を経験することでより一層外科学の魅力や面白さを学ぶことができました。
また、関連施設の先生方は私が小児外科希望であると知っても非常に教育的に熱心にご指導くださいました。勤務前は非常に不安を感じていましたが、終わってみればとても楽しく過ごすことができた2年間でした。
入局して実感した当教室の魅力は?
私は卒後5年目に東京都立小児総合医療センターで1年間勤務することができました。そこではcommon diseaseを数多く経験し、また、気管狭窄症に対する手術など日本全国でも限られた施設でしか行っていない手術も経験することができました。6年目からは慶應大学病院に異動し、今度は前医では経験できなかった肝移植など大学病院ならではの症例を経験することができました。
本教室は数多くの関連施設があり、各々の施設特有の疾患・症例を経験することが出来るので、幅広い知識と経験を得ることができると考えています。
また、小児外科グループ全体での症例検討会を定期的に開催しており、他施設の先生方とも定期的に情報・意見交換をすることができ、お互いに刺激をもらいながら働くことが出来ます。
入局後に苦労したことは?
小児外科では専門医取得のために手術執刀症例数以外にも論文執筆などが必要項目となっています。そのため、日常診療を行いながら論文執筆や基礎研究も進めていく必要があります。
本教室では後期研修期間中にリサーチ専念期間を設けることや、希望者は大学院に入学することで、全員が学位取得できるように配慮されております。
私も、スタッフの先生方の指導の下、学位取得へ向けての基礎研究を開始しております。
また、少ない人数で病棟業務を行っておりますので、体力面での負担は少なからずありますが、少人数ならではのアットホームな雰囲気と、相談しやすい環境があるため精神的な負担は少なく、またプライベートも大切にしながら働くことができています。
周囲のつながりから刺激を受けることは?
慶應は外科学教室の下に各班が存立されており、小児外科学教室以外の先生とも交流する機会がたくさんあります。これらは肝移植などで一般消化器外科の先生と協力したり、外科専門医に必要な症例を経験するためにお互いの班の手術に入ったりする際に非常にメリットがあると考えます。
また、そのような交流は基礎研究の場面でも各班の情報や技術をお互いに交換したり、治療方針に難渋している症例の相談などの際には非常に役に立っております。
同期ともお互いに励ましあいながら仕事をすることで常にモチベーションを保ちながら仕事をすることができています。
最後に研修先を探す方々へメッセージを!
本教室は他大学出身の方も多数在籍しております。慶應出身ではないということは全くデメリットにはなりません。外科学、そして、小児外科学という分野に興味のある方は是非一度見学にいらして下さい。興味はあるけれども不安が多いという方も、一度気軽に遊びに来て頂き、教室の魅力を感じて頂けたら幸いです。
「こども達の明るい未来のために」という同じ志を持つ皆様と、一緒に働けることを願っています。
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