専門を超えて、20名の同期や先生方から
たくさんの刺激を受けられる素晴らしさ。
- 鈴木 陽太/呼吸器外科
- 慶應義塾大学医学部卒。
初期臨床研修先も慶應義塾大学病院。
- 後期研修先に当外科学教室を選んだ理由は?
- 出身校であり研修も行った病院であるためもともと選択肢ではありましたが、実際に臨床を行うなかで優秀な先生方と有意義な時間を過ごすことができたことができたためです。特に、淺村教授の洗練された手術を拝見したことは研修医であった私にとって鮮烈な体験であり、呼吸器外科での研修を選択するに至りました。また、国内の関連施設での研修や海外留学の実績も多く、外科医としての成長を確実にサポートしていただける点も慶應外科学教室の魅力であると思います。
- 入局前に不安に感じていたことは?
- 一番の不安は、若手の間に手術経験を積むことができるかということでしたが、全くの杞憂でした。
呼吸器外科志望ではありましたが、一般消化器外科としての出張では多くの術者経験をさせていただき、手術の基本を学ぶことができました。症例数の多い消化器外科症例のマネジメントは外科医としてのエッセンスが詰まっており、呼吸器外科医となった今でも助けられることが多いです。
呼吸器外科教室に帰室してからも段階を踏んで手技のご指導を頂き、術者症例も増えてきています。淺村教授の手術においても、前立ちのみならず術者としてのご指導頂くこともあり、他の施設ではなかなかできない経験をさせていただいています。
- 入局して実感した当教室の魅力は?
- 当呼吸器外科教室は比較的小規模な教室であるためスタッフの先生との距離が近いことが魅力です。臨床や研究のことのみならず、国際学会や委員会での出来事をシェアしていただけるため若手にとっては大変勉強になります。一方で手術や学術活動においては妥協することなく、緊張感のある質の高い指導を受けることができるため毎日の充実を感じます。
- 入局後に苦労したことは?
- 自分の進路について希望があり、長期的な準備をしていますが、障害も多く一人ではとても実現は難しいものです。教室の先生方には自分の状況や希望をご理解いただき、様々な面でサポートをしていただいています。ヒトとモノの両面において大学病院には市中病院では得られないようなチャンスがあるので日々の励みになります。
- 周囲のつながりから刺激を受けることは?
- 残念ながら呼吸器外科においては同期がいないのですが、外科教室全体では20人近くの同期がおり、定期的に会合の場を提供していただけるため大変刺激になっています。領域は違えど若手外科医として研鑽をつむ仲間がいることはすばらしいことです。
また、初期研修医時代や出張中にご指導いただいた一般消化器外科の先生方とは今でもお話する機会も多く、外科学教室としての繋がりを実感しています。 - 最後に研修先を探す方々へメッセージを!
- 慶應義塾大学外科学教室は四専門領域に渡る大教室ではありますが、専修医一人一人を外科医として成長させてくれる教室です。市中病院から帰室して1年が経ちますが、"慶應病院だからできること"を感じることが多く充実した毎日です。是非一度説明会や見学にいらっしゃってください。